戦後間もない時代に、女子高生が騒いで無愛想な講師が謎を解く話。 京極夏彦作品の公認スピンオフであり、京極堂が古本屋を開く前のエピソードという設定で、シリーズの登場人物たちも一応出てくる。
元ネタの京極夏彦を知らないと、取り立てて面白くはないだろう。かといって、京極夏彦好きにはライト過ぎて物足りなく感じることだろう。
拝み屋ではなく講師なので、妖怪絡みの話はほとんどしない。時代設定により科学捜査は排されているが、だからといって伝奇ミステリーという雰囲気は無く、横溝正史的なおどろおどろしさも無い。事件というほどの出来事でもなく、謎というほど不思議でもなく、解決というほどの驚きもない。要するに、「物怪」要素がまったく無くて薄いのだ。
アニメとしても特徴が無く、せめてもう少しキャラが立っていれば、と思うけど。元ネタ好きに怒られるからできないんだろうな。
chuzenji-anime.jp/
セコメントをする